博報堂DYメディアパートナーズ スポーツ事業局 サッカー事業部
Q1:現在されているお仕事と最近されたお仕事について教えてください。
現在は博報堂DYメディアパートナーズでサッカーのマーケティングを行っています。弊社はJリーグの独占マーケティング権利をJリーグ発足当時から保有し、Jリーグのブランディング全体を業務としているので、具体的には新規スポンサー獲得や既存のスポンサーとJリーグが行う共同プロジェクト等の企画・運営などが仕事になります。
—松元さんは、今のお仕事に就かれるまでにメジャーリーガーの松井稼頭央さんの通訳をご経験されているとのことですが、その時のお話を伺えますか。
しかし、日本ではスポーツマーケティングはまだ新しい分野の仕事だったので、それを専門でやっている会社はほとんどなく、当初はアメリカの大学院を志しました。けれど、就職活動を続けている最中に、姉の知り合いがスポーツマーケティングの会社を興したことを知り、その会社にご縁があって就職することとなりました。立ち上がったばかりの会社だったので、色んな仕事に携わることができましたね。日本ハムのロゴ制作は僕が担当していたので、今も思い入れはあります(笑)。この仕事を通じて知り合った僕の人生の先輩と言える方がいて、彼から大リーグ移籍が決まっていた松井稼頭央さんの通訳を探している...という話を頂きました。
—あちらでの通訳のお仕事はいかがでしたか?
通訳はずっと選手と一緒なので、一選手と同じように扱われます。そういう意味で、色んなものを見られるし、選手の価値、球団の価値がどこにあるのか、を見いだして伝えることが大切だと学びました。スポーツマーケティングはそれが売り物ですから。PRには球団の広報がいますが、彼らにそれを通訳するのが僕の仕事ですし。この仕事を通してスポーツマーケティングの入り口は見られたかな、と思いました。ただ、もっと深く入り込みたいという思いもありました。通訳になるまではとても大変で、求められるスキルは多いけれど、3年目にもなると大分仕事をこなせるようになったのもあって、それ以上を求められることがなくなり、ステップアップし続けるのは難しいと感じるようになりました。ちょうど契約期間が終わるというのもあり、日本に帰国して今の仕事につくことになりました。日本の企業で働いた経験がなかったので、今の会社だと(スポーツ以外にも?)色んな分野の仕事をできるっていうのも魅力でした。結局、スポーツ事業局に配属されましたけど(笑)
今は先ほどお話したJリーグ関連の仕事以外に、英語力を活かして海外サッカーのマーケティングもやっています。主に、海外のクラブの肖像権のセールス、リーグや大会の放送権を扱っていますが、最近では、FCバルセロナと連携したキャンペーンを行いました。ギネスビールにバルセロナの選手のサインとチームロゴ入りグラスをつける、という企画でした。
Q2:現在のお仕事をされるなかで、慶應ニューヨーク学院に通っていてよかったと思われる事は何ですか。
直接「これ!」というものはないですが、個人的には日本語が不得意だったので日本語の勉強をちゃんとできたことですかね(笑)。当時はまさか通訳ができるなんて思ってもなかったです。でも、寮生活を通じて得たコミュニケーション能力は大きな力になっていると思います。狭い世界なので、キライな人ともうまくやっていかなきゃいけないため、人付き合いが必要とされますし。あとは、NY校は上下のつながりが強いのでそれは大切ですね。
Q3:これから挑戦したいことはありますか。
まずは、一人前になることです。まだ、何かに挑戦できる段階ではないので、まずは目の前にあることを一つ一つできるようになってから、と思っています。
—今のお仕事をとおしてやってみたいことはありますか。
スポーツをとおして環境問題に取り組んでいきたいと考えています。スポーツ団体主導で行っている活動はありますが、企業が今の景気の状態ではその分野に積極投資できないという側面もあるので、限られたお金のなかで効率よくやる方法を考えていきたいですね。例えば、小さな取り組みですが、観客にスタジアムへマイカップを持ってきてもらうことやスタジアムでグリーン電力を購入することとか。ドイツはこうした取り組みがヨーロッパでも群を抜いて進んでいますね。国全体での取り組みがしっかりしているし、投資額もすごいので、それを見習って何かできたらと思っています。














